コラム
近年女性の社会進出が進んでおり、大企業などでは女性の登用を促進していることもあって、部下が女性であるという方も多いです。
このように男性管理職が女性の部下を扱う場合、どのように対処して育てていけば良いのか当惑してしまう場合があります。
そこで今回は、異性の部下を上手に育てる方法についてご紹介します。
部下に対しては叱ったり褒めたりすることがありますが、この中でも褒め方は部下を育てる際に重要です。
人間関係を作るときには信頼関係が大切ですが、その信頼関係を厚くするには日頃から部下に上手に接して良いところをしっかり褒めてあげる必要があります。
褒め方としては、部下が忙しいときでは無く、仕事が片付いてほっとしているタイミングを見つけて褒めるようにしましょう。
また、褒める回数は3回以上を心がけるようにしてください。
1回や2回ではお世辞やご機嫌取りと思われてしまうこともあります。
そういった場合、本気にするのは3回言われてからということが多いため、違うタイミングで3回以上繰り返すことが大切です。
異性の部下を育てるときには、特に差別やひいきをしないことが大切です。
当然のことですが、ひいきがあると感じると、人間はやる気をなくしてしまいますし信頼関係も生まれません。
また、ここで注意したいのが、要求する仕事の成果レベルについて男女差をもうけてしまいがちだということです。
無意識のうちに「女性だから、これくらいでいい」と考えてしまうことがありますが、これをされると女性の立場からするとモチベーションが低下してしまう原因になります。
仕事の要求レベルには男女差をもうけず能力で評価するように注意しましょう。
部下を育てるときに大切なのは、部下が共感できるような明確なビジョンを示すことです。
上司が目指すところが明らかでわかりやすく、共感できるものであれば部下は自然とついてこようとするものです。
特に女性は共感しやすい性質がありますので、面談の際にでも上司としての考えを伝えてあげると良いでしょう
部下を育てる際には、その部下の能力にあった適切な難易度の仕事をさせることも大切です。
難しすぎる仕事を与えてしまうと、うまくこなせない部下自身も意気消沈してしまいますし、頼んだ上司も望んだ結果が出てこないのでいらいらしてしまいます。 部下に仕事を与える際は、その能力に応じた適切なものを与えることが大切です。
異性の部下を育てる際には、ときにはお願いをしてみることも有効です。
人間、誰でも頼られるとうれしいものですから「君にしか頼めない」「君の能力を見込んでお願いする」と言われて仕事を頼まれれば、自然と責任感ややる気も生まれます。
このようにして、上司と部下との間で信頼関係を高め、上手に部下を育てていきましょう。