コラム
忙しい生活を過ごしていると、食生活の偏りや睡眠不足など、ついつい不摂生をしてしまうことがありますよね。
そんな暮らしを改善したい方に、ぜひ挑戦してほしいのが「ちょこっと断食」です。
断食と聞いてハードルが高すぎると感じる人もいるでしょう。しかし、上手にポイントを押さえれば手軽に試してみることができるのです。
ちょこっと断食のメリットや正しい方法をご紹介します。
ちょこっと断食の最大のメリットは、生活リズムを正して食生活の改善に役立つという点です。
不摂生な生活を送っていると感じている人の一日の生活リズムはとても乱れています。例えば、朝には朝食の時間よりも睡眠時間を優先し、あわただしく朝の支度を済ませて電車に飛び乗ってしまいます。朝食をとれないため昼食を食べ過ぎ、忙しい仕事のせいで夕食の時間が遅くなってしまうため朝になってもお腹が空かない。そんな生活では、太ってしまったり体調に異変が起きても仕方がないといえます。
食事の時間は生活リズムを健康に保つために重要な役割を持っています。ずれてしまいがちな食事の時間を正してあげるのに有効な手段がちょこっと断食なのです。
ちょこっと断食はその名前のとおり、1日の一定の時間帯にちょこっと食べ物を食べないだけの断食です。決して丸1日絶食するわけではありません。
まず、夜7~8時以降は何も食べず、水だけで過ごすようにしてみましょう。
朝、昼と普通の食事をし、夕食は7~8時までに済ませます。3食のカロリー配分は、できるだけ偏りが出ないようにしましょう。
自炊をしない人はレトルト食品や冷凍食品を使用してもかまいません。栄養成分をチェックし、どの食品にどれくらいのカロリーや塩分があるのかを知って調節することが大切です。
体重の増加が気になる人は、夕食の後お菓子を食べてしまったりアルコールやおつまみでカロリーを摂取してしまっている場合があります。7~8時以降に何も食べないちょこっと断食を始めると、間食や夜食の習慣がなくなるため、痩せやすくなるのです。
また、お腹が鳴るほど空腹な状態になると成長ホルモンが出やすくなるといわれています。お腹が空いた状態で眠れば眠っている間に脂肪の代謝が活性化され、痩せやすくなる効果が期待できます。
夜遅くまで仕事をしていたり、忙しい平日はどうしても夜遅い食事になってしまうということもありますよね。そんな方には、週末を利用した断食がおすすめです。
毎日ちょこっと断食を続けることが苦しい人は、週に1~3回だけでも行うようにすれば、負担が少なく継続しやすいです。
もしも週に1回では効果が見られない場合には、夕食に野菜スープや野菜のスムージーだけをとり、翌朝まで過ごす方法をとってもいいでしょう。
ちょこっと断食明けの胃は空っぽの状態になっているため、急にボリュームいっぱいの食事をすると、胃腸に負担をかけてしまうことがあります。断食明けはバナナやおじやのような、消化のよいものから食べ始めるようにしてくださいね。
「断食」という言葉に抵抗を持たずに、まずは1日だけ試してみてください。正しい生活リズムを取り戻して、健康に過ごしましょう!